病室タイプ・入院費用

料金について

当院の入院料金は主に以下の費用の合算額となります。

  • ◎治療費(健康保険を使用した上での患者負担)
  • ◎差額ベッド代
  • ◎設備使用料(AV機器・駐車場等)

各費用の解説

◎治療費

入院基本料、検査料、投薬料、食事負担金などが含まれます。必要となる検査やお薬は症状によって異なる上、保険の負担割合によっても治療費は変動します。過去の入院患者さんの例を見ると、3割負担の患者さんで1ヶ月12~15万円程度になる方が多くなっています。※あくまで参考額です。

◎差額ベッド代

病室タイプA、B、C室にご入院の方について発生する費用です。
※詳しくは下表をご覧ください。

病室

◎設備使用料

  • ○AV機器・ソフト・インターネット・ネット設備使用料:D室にご入院の方について発生する費用です。(日額1,100円)※以下、メディア使用料と記載します。
  • ○駐車場:入院期間中、当院駐車場に自家用車をとめられる方から頂戴する費用です。(日額110円)

病室タイプの説明

当院の入院病床は主に4タイプに分類されます。
タイプによって差額ベッド代の有無や金額、付属する設備が変わりますので、下表を参照の上でご検討ください。

  • A室A室 特室
  • B室B室
  • C室C室
  • D室D室

病室タイプ別 費用・設備表

※表を横にスクロールしてご覧ください。

タイプ A室 B室 c室 D室
個人or2人室
広さ(トイレバス除く) 16㎡ 10㎡ 8.5㎡ 8㎡
差額ベッド代・室料
(日額・自費)
16,500円 11,000円 11,000円
メディア使用料金
(日額・自費)
1,100円 ※1
浴室 病室内
ロングタイプ
病室内
ユニットバス
病室外(院内)
一般サイズ
院外レンタル
一般サイズ ※2
広さ(トイレバス除く) 共用のみ
テレビ・DVDプレーヤー
冷蔵庫 共用のみ
その他 ソファー付 ベランダ側 ベランダ側
カウンセリング
週1回程度
別料金
  • ※1:D室2人部屋を2名の入院患者で使用している期間については免除となります。
  • ※2:D室に入院しバイオ入浴を希望される方は、レンタル浴室を扱う株式会社ネイチャーサポート(TEL:0577-37-0070)より、浴室1室を日額6,600円でレンタルすることができます。
  • ◎浴室は患者さんお一人に1ヵ所ご用意していますので、個人専用のお風呂としてご使用いただきます。
  • ◎入院後の患者さん都合での病室移動については、原則としてお応えできませんが、当院の都合で移動をお願いすることがあります。
  • その他、費用が発生するケース

    • ◎コインランドリー料金
    • ◎院内売店での雑貨購入費(シャンプー・せっけん等)
    • ◎自費扱いのローション等を希望する場合の費用
    • ◎バイオ入浴に取り組む場合の、バイオ粉末の購入代金(概ね1ヶ月15,000円程度)
    • ◎D室に入院の方に限り、院外レンタル浴室の料金(株式会社ネイチャーサポート・日額6,600円)
    • ◎その他(D室入院の方のカウンセリングなど)
  • 入院費用のモデルケース

    (●=当院にお支払いいただく費用、◆=当院以外へのお支払いが発生した場合の費用)

  • 病室タイプC室に3ヶ月(90日間)入院し、バイオ入浴にも取り組んだ場合

    • ●差額ベッド代11,000×90=99万円
    • ●治療費(保険適用3割負担) 36万円~(月額12万円で計算 ※実際は症状によって変動します)
    • ◆バイオ粉末の購入代金 7,480円×6=44,880円(1ヶ月にバイオ粉末2袋が目安です)合計139万4880円
  • 病室タイプD室に2ヶ月(60日間)入院し、バイオ入浴にも取り組んだ場合(カウンセリング希望あり)

    • ●メディア使用料1,100×60=6万6,000円
    • ●治療費(保険適用3割負担)24万円~(月額12万円で計算 ※実際は症状によって変動します)
    • ◆浴室レンタル料=6,600×60=39万6,000円
    • ◆バイオ粉末の購入代金 7,480円×4=2万9,920円(1ヶ月にバイオ粉末2袋が目安です)
    • ●カウンセリング料金 1週に1回(8回)=3万6,300円(初回5,500円、2回目以降4,400円)合計76万8,220円
  • ※いずれのケースも、その他にコインランドリー代等の費用が見込まれます。

    入院なさる患者さんには、入院期間中の費用だけでなく、退院後自宅でバイオ入浴を行うための費用なども念頭に置いて費用面をお考えいただくよう勧めています。

    入院費の計算・清算について

    差額ベッド代及びメディア使用料など日額で発生する費用は、泊数ではなく入院日数に応じて計算します。
    入院費は毎月末日に締め、翌月10日頃までに請求書を発行しますので、請求書を発行した月の間にご入金ください。(例:4月15日入院→4月30日締め→5月10日までに請求書発行→5月末日までのお支払い)
    ※このお支払い時期は、当院として標準的な2~3ヶ月間入院なさる患者さんを対象としたものです。
    入院期間が上記と比較して大幅に短い場合などは、退院時に費用清算を済ませて頂くよう、お願いする場合があります。

    お支払いは当院窓口での現金支払い・クレジットカード決済、銀行振込に対応しています。対応カード:VISA、JCB、Master Card、AMEX(いずれも一括払いとなります)
    ※その他のカードの使用をご希望の場合には事前にお問い合わせください。
    ※領収書は再発行が出来ませんので大切に保管してください。

    付き添い費用について

    中学生未満の子どもさんや、お子さん連れでのお母さんの入院の場合には付き添い費用が発生します。

    院内設備・補助ベッド利用料:日額1,100円
    食事代:1日3食について2,200円(患者さんと同じ献立です)
    付き添いやお子さん連れの入院について、詳しくは担当者にご相談ください。

    • ※中学生未満の方の入院には保護者の方の付添いが必要なほか、小さなお子さん連れての入院については、お子さんの面倒をみてくださる方の付添いが必要です。
    • ※いずれの場合もA室またはB室を利用していただきます。
    • ※中学生以上(成人を含む)の患者様への付き添いはご遠慮いただいております。

    各種保険制度への対応

    ◎高額療養費制度

    健康保険には高額療養費制度といって、一定期間に支払う医療費が高額となった場合に自己負担が一定の額(限度額)で頭打ちとなる仕組みがあります。
    限度額は年齢や収入によって変動し、差額ベッド代や食事の負担金は対象となりませんので、当院への入院費が対象になるかどうかは分かりませんが、予め保険者(協会けんぽや自治体等、保険証の発行元)から限度額適用認定証の交付を受け、入院時に当院へご提示頂くことで、当院からはのご請求は限度額を反映させたものとなります。
    なお、保険証確認をマイナンバーカードで行う患者さんで、本人の同意がある場合は、システムを通じて限度額の情報を反映させることができますので、限度額適用認定証は不要です。
    また、限度額を適用せずに計算した健康保険の自己負担額が限度額を上回った場合は、後日ご本人が手続きをすることで、限度額を超えた費用が保険者から払い戻されます。

    ◎傷病手当金

    会社等にお勤めで社会保険・共済組合に加入されている方は、療養のために働けなかった期間について会社等から給与が支払われなかった場合、保険者(協会けんぽや健保組合、共済組合)に傷病手当金を申請することが出来ます(期間には限度があります)。
    事業主の負担はありませんので、対象となる方は職場に気兼ねすることなく申請されることをお勧めします。
    詳しくは勤務先の担当者の方におたずねください。
    なお、退院後に自宅療養する期間について申請できる場合もありますが、最低でも1ヶ月に1回以上の受診が必要です。また、傷病手当金は、入院中に退職した場合など、退職後も継続して申請が出来るケースがあります。治療のために退職をお考えの方は、こちらについても確認なさると良いでしょう。

    ◎生命(医療)保険

    生命(医療)保険に加入なさっている方は、入院日数に応じての保険金などを受けられる可能性がありますが、アトピー性皮膚炎という疾患は幼少児期から発病する事が多いため、重症化した時期と保険に加入した時期との関係が問題になる場合があります。不安な方は、契約中の保険会社に問い合わせたり、お手元の約款を確認なさることをお勧めします。
    また、当然のことですが、加入から間もないものや、入院後に加入したものについては請求が出来ませんのでご注意ください。
    なお、生命保険の請求のために診断書が必要な場合、作成は原則として退院日以降になります。※診断書には文書料が発生します。

    アトピー性皮膚炎におけるバイオ入浴についての取り扱い

    バイオ入浴は、保険診療で認められた治療法ではなく、あくまで患者さんご本人の選択により行う養生法です。そのため、保険医療機関である当院ではバイオ入浴についての料金はいただいていません。
    当院入院中にバイオ入浴に取り組まれる方は備え付けの入浴設備を使用し、ご自身でバイオ粉末を購入され、個人の責任と判断でお使いください(D室には入浴設備が付属しませんので、必要に応じて院外レンタル浴室をご利用ください)。

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