治療の現場から
米粉でうどんを打ちました!/入院患者さん向け調理体験イベント
2020.09.29スタッフブログ
アトピー入院患者さん向けにたびたび開催している、調理体験のイベント
退院後の食生活の管理に役立てて頂くことが主な目的なのですが、参加者の交流促進も大きな要素です。
※管理栄養士の木戸脇や、このブログを書いている中川も、イベントを通じて入院患者さんと交流しています。
今回の企画は米粉でうどん打ち
当初は、普通に小麦粉でうどんを打つ予定だったのですが、「米粉を使ったグルテンフリーうどんの方が、ナチュクリらしくていいよね!」と、木戸脇が自宅でテストを重ねてから、今回の開催となりました。
米粉うどんの作り方は、実はすごくカンタン
材料
- 製菓用の米粉70g
- 片栗粉30g
- 天然塩一つまみ
作り方
- ●上記の1~3を混ぜ合わせる↓
- ●熱湯80~90mlを注いで練る↓
- ●ひと塊にまとめたら、10分程度寝かせる↓
- ●めん棒で伸ばしてから、包丁で適当な太さに切る↓
- ●たっぷりのお湯で2~3分ゆでる↓
ポイント
- ●熱湯の量は、粉を混ぜたときにベタつかない程度に調整する
- ●麺を切るときに生地を折りたたむと千切れやすいので、平たいまま切る
- ●ゆで時間は、麺の太さでも変わるので味見をしながら決める
当日は、生地を寝かせている時間には、かつお節から美味しく出汁を取る方法を、木戸脇が患者さん(男性中心)にレクチャー
出汁から作った麺つゆと、小うどんサイズに盛り付けました。
※酵素玄米の量を少し減らしてカロリー調整しました。
小麦粉には無いプルプルの食感は麺つゆでも美味しいのですが、米粉ということで甘い味付けもベストマッチ!
この日は、予め木戸脇がぜんざいを用意していて、患者さんはうどんの半分を麺つゆで、残りの半分はぜんざいをかけてと、二つの味を楽しんでいました。※甘味料は羅漢果を使用
私たちの生活には非常に身近な小麦粉ですが、食べ過ぎはアトピーの悪化を招くことがあるので、患者さんは要注意。
米粉を使った調理体験は、今後も続けていきたいと思います。
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なお、当院では、治療食の中から完全に小麦粉を排除しているわけではなく、日々の献立には小麦粉から作られたパンや麺類も入ります。※当然ながら、アナフィラキシーなど強いアレルギーが生じる食品は排除します。