治療の現場から
よろこびワークで野村農園さん見学
2019.09.04スタッフブログ
先日、入院患者さんを対象とした行事「よろこびワーク」で高山市国府町の野村農園さんを見学させて頂きました。
20年以上有機・無農薬栽培に取り組んでいらっしゃる野村農園さん。
当院では、以前入院されていた患者さんが野村農園の奥さんと長年来の親友ということでご縁をつないで下さり、数ヶ月前から入院食用に野菜を卸して頂いています。
クリニックから10キロ圏内の農園さんと、他県から入院なさった患者さんを介してお付合いが始まるのは、なんだか素敵なご縁です。
さて、今回の圃場(ほじょう)見学ですが、野村農園の立地と周辺の環境などを説明いただいた後、実際にハウスや露地栽培の畑を歩きました。
マイクロキュウリや、生で食べられるズッキーニ、食用のほおずきなどの珍しい野菜に加え、国府茄子という地域の伝統野菜やハーブの収穫体験も。
※ハーブは紙コップに入れて熱湯を注ぎ、その場でハーブティーに変身しました。
見学の中では、長年有機栽培をしている農地がふかふかで柔らかい土壌であるのを見た患者さんの中から、「農薬や化学肥料に頼りすぎると土が固くカサカサになっていくのは、肌と薬の関係と似てますね」などという感想もあがっていました。
当院では、以前から敷地内の菜園で無農薬野菜を育て、入院患者さんにもその体験をして頂いてきましたが、敷地内の再整備のためここ2年程、菜園での農業体験ができていませんでしたので、今回の見学は絶好の機会となりました。
実際の栽培の現場を見ると、その食物の物語や、生産している方の体温が伝わって、食べ物はより美味しくなりますね。
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