
心理的アプローチ カウンセリング

当院カウンセラー 玉田

テレビにも出演する講師の川畑さん
第1章 症状・状況から起こり得る心理的影響について
A.人間関係への影響
母子(親)との関係
- 親を責める気持ち・親に対する罪悪感・親から子供に対する罪悪感
対人関係の不調和
- 症状があると就学・就労が継続できない
- 症状があると外に出たくない・人に会いたくない
- 不登校・引きこもり
- 就労できない・長続きしない
- ライフイベント(就学・就労・恋愛・結婚・出産など)・自己実現への不安や恐れ
B.考え方への影響
医療・治療・自己治癒力に対する不信感
- 薬(ステロイド等)に対する不信感とそれを処方する医者・医療機関への不信感
不健全な考え方の形成
- 何をやってもどうせ無駄だ
- たとえよくなってもまた症状がでる、治らない
- 症状・気持ちを周囲には理解してもらえない(周囲の無理解)
- 症状がある限り人生が機能しないし幸せになれない(すべて病気のせいだ)
過度の制限
- ライフイベント(就学・就労・恋愛・結婚・出産など)・自己実現への不安や恐れ
- 過度の食事制限の反動やストレスの影響による摂食障害・醜形恐怖・抜毛症
第2章 必要なアプローチ・取り組み
- 病気の意味・メッセージについて
- 喜び・休息とエネルギーについて
- 病気の二次的な恩恵について
- ビリーフワーク(認知行動療法)
- イメージ療法・リラクゼーションについて
- コミュニケーションについて
- 健康プラン
第3章 入院生活で得うる心理的変容等
- 患者さん同士及びスタッフとの交流や情報交換によるグループダイナミクス
- 規則正しい生活・自然とのふれあい・喜びワークによるエネルギーの充電
- 日常生活を離れ、自己優先し、人生を見つめなおす時間を持つ
- ゆっくり休んで心と身体のエネルギーを充電
入院中のこころのケア・心理カウンセリングについて
「ナチュラルクリニック21では、入院中のこころのケアを大切にしています」
月に1~2回のグループカウンセリング、そして希望の患者さまには継続的な個人カウンセリング(週に1回程度60分)で心理面のサポートをしています。
カウンセリング料金は別途かかりますか?
D室ご利用の場合、個人カウンセリングのみ別途料金かかりますが、A・B・C室ご利用の場合はカウンセリング代金は全て部屋代に含まれています。
心の病ではないけれどカウンセリングは必要?
ほとんどの患者さまが長期に渡る症状に苦しんでこられた方ばかりです。
そのため、ご本人に自覚がなくてもストレスのケアや心理面のサポートが必要であると考えています。また、治癒の過程で症状に波があった場合も不安や心配が軽減するようにカウンセリングを活用していただいています。
どんな悩みが多いですか?
- 病気を治せるかどうか?退院後再発しないか?症状に耐えられるか?
- 家庭・職場・学校、人間関係のミスコミュニケーションを改善したい。
- 病気であること・入院することで周囲に迷惑をかけているようで苦しい。
- 進学・就職・結婚・出産などライフイベントに不安がある。
- 人前に出たり外に出たくない。ひきこもりである。
- 「食」のコントロールができない。摂食障害である。
など、身体面・精神面・社会面・スピリチュアル面からの様々なご相談があります。
どんな効果がありますか?
こころの安定は自律神経系を介してホルモン系・免疫系のバランスを整える効果があります。そして身体面だけが良くなっても脳が全てをコントロールしているという観点から、健康維持には「健康的な考え方」を定着させる必要があります。
その結果、人生が大きく変化したケースとしては、症状により不登校・ひきこもり状態からの入院でこころと身体のバランスが取れ人間関係も良好になり、進学(大学受験勉強中)という方や、健康とともに自信を取り戻し結婚を経て無事出産、元気な母親になった方、休職状態から無事に復帰し以前よりも元気でバリバリ仕事をして輝いている方、病気をしたことで本当にやりたい仕事が見つかりそれを楽しんでいる方など、病気療養中からの素敵な社会復帰のご報告が続々と寄せられています。