治療の現場から
新型コロナワクチンや院内でのマスク着用について当院の方針 令和4年10月
2022.10.12治療の現場から
●当院では、令和4年4月以降、新型コロナウイルスワクチン接種は全年齢層で見合わせます。
●このたび、せき、くしゃみ、風邪症状がない患者さんは、院内でのマスク着用を任意としました。
この記事では、ワクチン接種をやめた理由、なぜマスク必須をやめたのか、新型コロナ感染症の実態とあわせて解説します。
日本感染症学会は2022/8/2に緊急声明を出し、次のような情報を発信しました。
①オミクロン株の症状
「発熱やのどの痛みはほとんどが2~4日で軽くなると言われています。順調に経過すれば“かぜ”と大きな違いはありません。」
②初期対応
オミクロン株で重症化する人の割合は、数千人に1人程度と推定されます。
症状が出た場合、まずは仕事や学校を休んで外出を避け、自宅療養を始めてください。
③検査
65歳未満の基礎疾患のない方は医療機関を受診せず、自宅で抗原検査キットで検査し、市販薬を薬局で購入して対応してください。
④受診
呼吸困難や37.5度以上の発熱が4日以上続いた場合などは、重症化する可能性があるため医療機関を受診してください。
医療現場の逼迫を防止するための声明ではありますが、内容をしっかりと読めば、新型コロナは感染したからと言って、直ちに大騒ぎするべき疾患ではなくなったということがわかります。おそらく、この夏の第7波を経験した現在の日本国民の多くが、同じかこれに近い認識を持っているのではないでしょうか。
コロナワクチンは安全?必要?
新型コロナの重症化率は下がりましたが、ワクチンは回を重ねるごとに副作用が強くなり、重篤な反応が出ることもありますから、効果と危険性についてのデータを見て、その必要性を考えることが大切です。
新型コロナワクチンに大した予防効果が期待できないことは、この夏の日本を陽性者の急増を見れば明らかですし、重症化を予防するとも言われていますが、そもそもオミクロン株は弱毒・軽症です。
世界最高峰の医学雑誌ランセットは「頻繁なブースターは免疫反応に悪影響を及ぼす」と指摘しており、さらに「ワクチン2回接種後の免疫機能は、未接種者のそれより低い」という報告も掲載されています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35659687/
当院が経験したワクチン副作用と考えられる症例
当院では過去に、ワクチンの感染/重症化予防効果に期待して、重症化した場合にリスクが高いと考えられる65才以上の患者さん約200名に3回目までのワクチン接種を行いましたが、うち1名は、3回目接種から4日後に心筋梗塞を発症。もう1名は3回目接種の2週間後に腸炎が発症し、その後脳梗塞を発症しました。
他にも、血液検査の結果を見ると、接種した多くの患者さんに異変が起きていました。
※当院で接種を行ったワクチンはすべてファイザー社製です。
また、ワクチン接種後8日以内に当院で定期採血を行った12名中6名が、平常時から20%以上、血小板が低下しました。最も低下していた症例は平常時から47%も下がっていて、接種翌日から数日間、鼻出血が続きました。
全国で報告されている副作用事例
これらの経験から、全国でのワクチンの副作用事例をより詳しく調べるようになりましたが、接種後2週間以内に生じることが多いと判ったのは、血管内で血液が凝固する血栓症で、心筋梗塞、脳梗塞、脳内出血、消化管出血となって発症するため見過ごされがちな副作用です。
※当院の検査では、程度の差はあるものの、接種後に検査をした約50%の患者さんに血栓の傾向がありました。
また、ワクチン接種から同じく2週間以内に生じることが多いのが心筋炎で、胸痛あるいは突然死、心不全として生じます。
接種の翌日から数ヶ月間にわたって生じるのがアレルギーの悪化です。
当院は多数の重症アトピー性皮膚炎患者さんを診察していますが、接種したほぼ全員が悪化しただけでなく、なかには、自己免疫性肝炎も発症して3ヶ月間入院した方もいます。
翌日から長期に及ぶのが免疫異常です。
当院でも、3回以上の予防接種後におかしな皮膚炎を発症して受診する方が増加しています。
高知大皮膚科の佐野栄紀特任教授らは、ワクチン接種後に皮膚症状が発現し長期化した患者の皮疹部を調べた結果、接種3ヶ月後にもかかわらずCOVID-19のスパイク蛋白が検出されたことから、ワクチンのmRNAが長期にわたり体内に残存しスパイク蛋白を体内で作り続けている事を証明しました。
http://www.kochi-u.ac.jp/information/2022090500015/
当院にご相談があった患者さんで、2回目の接種後から集中力や筋力の低下が生じ、休学せざるを得なくなった学生さんは、まだ復学の見込みがたっていません(当院で接種した患者さんではありません。当院では若年層への接種は当初から見合わせていました。)。
また、接種後、急激に癌が増大して亡くなった方もいました。
当院かかりつけ患者さんでも、膠原病、潰瘍性大腸炎、慢性腎炎を持つ方は、ワクチン接種後ほとんどのケースで症状が悪化しました。
海外の新型コロナワクチンに関する情報
これらの事態を受けて、国外のコロナワクチン副作用に関する報告にも多数目を通しました。
イギリスでの調査
ワクチンを1回接種した約3000万人を対象に行われた調査では、接種から4週間以内に脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症が生じて入院治療の必要があった患者数は約28,000人、うち約7%は血栓症によって死亡していました。
Risk of thrombocytopenia and thromboembolism after covid-19 vaccination and SARS-CoV-2 positive testing: self-controlled case series study (Published 27 August 2021)
この調査で得られた発症率・死亡率を基に、日本でのべ2億6千万人がワクチンを接種し終えていた2022年4月10日段階での国内の血栓症発症数を推定すると、323798人が血栓症で入院し、22925 人が死亡している計算になります。血栓症が問題になって使われなくなったアストラゼネカ社製より、ファイザー社製の方が血栓発症率が高い事が判ります。
同じ時期までの日本でのコロナ感染死亡者数は28300人ですから、血栓症1つ取ってみてもコロナ感染とワクチンでの死亡者数の差は、それほど大きくないという可能性も考えられなくありません。
*2022.4段階の日本でのコロナ感染死亡数28396人、ワクチンを全てファイザーと仮定した場合で、死亡率は入院血栓患者の7%として計算
*2022.4段階での死亡者数 28396人
*2021.4.24でのデータを基にした推計データです。
※接種を重ねるほどリスク上昇する可能性が高いですが、発症/死亡率は毎回一定として推定しています。
アメリカの裁判で公開されたデータ
米国食品医薬品局(FDA)は、米ファイザー社がワクチン承認のために提出したデータファイルの公開を渋っていましたが、裁判所の命令を受けて公開したデータには、妊娠中の女性へのワクチン接種が胎児に重大な悪影響を与える可能性を示唆する内容が含まれていました。
日本の子どもたちへのワクチン接種
日本では、子どもたちへのコロナワクチン接種開始後、多数の副作用報告されています。
※全国有志医師の会のサイトより引用
子どもへのコロナワクチン接種が始まってたった3カ月で、これだけの健康被害が出ています。
若年者の重症化リスクとワクチンのリスクのデータを見ると、このワクチンをお子さんに緊急で使用しなければならないほど差し迫った事態が起きているとは考えにくい状況で、若年者(特に小児)への接種は、重篤な障害を持つお子さん以外は絶対にお勧めできません。
※新型コロナでの死亡者の数には、もともと重篤な疾患を患っていた人や、交通事故で死亡した後にPCR検査陽性になった人も含まれています。
我が子が新型コロナに感染し、命にかかわる事態となる可能性と、ワクチンの被害者となる可能性のどちらが高いのでしょうか。
私も加盟している全国有志医師の会では、子どもへのコロナワクチン接種を考える材料として、次の動画を公開しています。
国内外から多数の専門家がコメントを寄せている動画
こちら
↑youtubeリンクのページでご覧ください。
また、コロナ陽性者のワクチン接種/未接種のデータ収集において、未接種者が多くカウントされるような収集方法を採用していたことも発覚しています。
※全国放送の局や新聞では取り上げられていませんが、関西のテレビ局サンテレビが積極的に報道しています。
マスクの着用について
全国有志医師の会では、マスクの着用についても、全国⺠が常時マスクを続けるのではなく
・⽇常⽣活では基本的にマスクを着⽤しない
・咳など気道症状がある⼈は、咳エチケットの選択肢の⼀つとしてマスクを着⽤する
というように、2019 年以前と同様の扱いに戻すべきだという考えを示していて、当院でも、せき、くしゃみ、風邪症状がない患者さんは、院内でのマスク着用を任意としました。
日常的にマスクを着用することの危険性やデメリットについては、全国有志医師の会のサイトをご覧ください。
上記のサイト内で紹介されているアメリカの児童に対する研究では、相手がマスクを着けていることによって、表情から読み取りにくくなる感情があるという結果が出ています。
「マスクを着けている人の気持ちを読み取ることは、着けていない場合より難しい」というのは大人であっても同じことが言えると私は考えます。
普段の診察でも、患者さんのお話しや症状に関する訴えを聴かせて頂くうえでは、マスクは障害物のように思えてなりません。
マスクを手放せない理由
いまも多くの人がマスクをしているのは、感染防止のためよりも、「みんながしているから」、「白い目で見られないため」、そして「濃厚接触者とならないため」ではないでしょうか。
この状況を生んでいる大きな要因は、新型コロナの指定感染症のレベルが高すぎることです。
新型コロナは変異が進む中で、命に関わることはほとんどない風邪になりました。
未知で恐怖のウイルスと恐れるのではなく、2019年以前のインフルエンザと同等か、それ以下の対応で問題ないと思います。
新型コロナのために過度な時間と労力、お金を使うのではなく、医療機関は、他の疾患を含めてより良い医療が提供できる体制に変化していく必要があり、そのための第一歩として、「風邪や、飛沫が生じる可能性が高い咳・くしゃみなどの症状のない患者さんにマスク着用を強制しない」という体制へと変更したのです。
なお、風邪や咳、くしゃみなどの症状がある患者さんは、必ずマスクを着用して頂きますし、様々な患者さんに対応する職員はマスク着用で勤務しています。