当院を退院なさるアトピー患者さんが書き込んで下さった感想ノートの一部を公開します！

患者さんの入院までの背景や治療中の発見、気づきなどが書かれたこの感想ノートの内容が治療中の患者さんの参考になることも多いため、プライバシーに配慮して書き起こし院内でファイリングしています。

Nさん ４０代 女性 2024年8月１日～３１日

私は生後1ヶ月からアトピーです。21歳までステロイドを塗っていました。
アトピーの症状は、春は悪化していましたが、ステロイドを塗っているので関節に出ているぐらいで重度ってほどではありませんでした。

中一の冬、風邪をひいて高熱が出たときにコーラ色の尿が出て、IgA腎炎と診断されました。このとき、母は医師から「結婚もできないし子供も産めません」と言われたそうです。

この言葉に母がショックを受け、何が何でも治してあげたいと（母の愛はありがたいです）サプリメント、健康食品、生薬、おがみやさん他いろいろ。腎炎に効くと聞けば試していました。
入院生活（ベッドの上のみの生活）も約2年間送りました。

21歳の時に民間療法の入浴法を勧めら、1日7時間ぐらい入っていました。他の人が入っても匂いがしないのに、私が入るとお風呂から動物園の匂いがしていました。
腎炎はだんだんと良くなったのですが、ステロイドを完全に中止したので、全身のアトピーが全身に悪化しました。

アトピーが悪化するばかりなので1年 7ヶ月でその入浴法とはさよならしました。
それからは【病院 イコール ステロイド】という思い込みから病院にも行けず、ステロイドが体から抜け切ったと感じるまで10年かかりました。

幸いにも仕事は決まっていたので、朝パジャマやタオルが全身に黄色い汁でくっついてるのをシャワーで流し、服を着てから仕事に行っていました。
四六時中私と顔を合わすのは母が辛いと思い、なるべく外に出るようにしていました。

アトピーの友人から漢方を勧められて使用したところ、効き目はゆっくりでしたがだんだんと良くなり、憧れていた恋愛もでき、結婚して子供も2人授かりました。母も大喜びでした。

妊娠中、漢方は中止とのことだったので下の娘の出産まで漢方から離れていました。
娘がアトピーだったので、また娘と共に漢方を再開しました。私のアトピー症状は夏→悪化、冬→落ち着くというパターンでした。

今回の入院のきっかけ

更年期や様々なストレス、ナノバブルシャワーによる過度な皮脂の欠落が引き金になったと感じていますが、今年の2月から脱ステ症状を思い出すくらい悪化しました。

ネットで色々検索していたら「ジュクジュク肌 治った」という言葉が出てきたので、クリックしたらナチュラルクリニック21が出てきて1時間くらい見ていました。

毎日毎日私がこちらのホームページを見ているのをみて、夫が「気になるなら行こう」って言ってくれたので、外来を予約しました。

検査結果を聞きに行った二度目の診察では、重度な方だと言われ、当初は3日間の教育入院を希望していたのですが、家族と相談し両親や姉の助けを受けられることになり、通常の入院を決心しました。本当に感謝です。

入院生活は食事も大変美味しくレパートリーの多さにびっくり！！
今回の入院で食への意識が変わりました。食事が毎日楽しみでした。脱ステを自己流でするのは危険で過酷なので、
あの頃ナチュラルクリニック21に出会っていたらなって心底思います。

入院前は全く運動をしていなかったのですが、患者さんのお一人に教えていただき皆さんと運動ができて楽しかったです。ありがとうございました。

久保先生ならびにナチュラルクリニックに携わる全ての方々、入院患者の皆様、気持ちよく送り出してくれた家族。本当にお世話になりました。ありがとうございました。

患者さんから好評のレパートリーに富んだメニューが入ったレシピファイル。
当院のオリジナルもありますが、雑誌記事等のスクラップも多数あります。
患者さんが閲覧できるようにしています。

Mさん ２０代 男性 2024年3月～6月

中学生頃から腕や足などがときおり痒いことがあり、近所の皮膚科で塗り薬をもらってやり過ごしていました。
病院への通い方もいい加減で、【掻きむしって肌が荒れたら行く、ひどくなったら塗る】という感じで薬への知識もほとんどありませんでした。

もともと悩みやストレスを溜め込みやすいタイプで、そのたびに甘いものをドカ食いして一時的な安心感に逃避することを繰り返していました。そのツケが来たのか、1年～1年半の間にかゆみの場所も程度もどんどん悪化しました。

入院前は燃えるようなかゆみと炎症で風呂でも部屋でも掻きまくり。落屑の処理が大変でした。滲出液が出て傷口の痛みも辛かったです。

そんな時ネットでこちらの病院を検索し、自然に囲まれた環境でバイオ入浴や栄養の整った食事ができることを知り入院を決めました。

元々砂糖依存気味だったので、自由に飲み食いできない生活を続けられるか心配でしたが、毎日おいしくて温かいご飯が食べられて幸せでした。ご飯のレパートリーも多く、砂糖や油、添加物などに気を使いながら、いろんな食材を駆使してこんなにたくさんのレシピが作れるのだと感心しました。

入院した当初はまだ寒く雪も積もっていて、今まで経験したことのない雪国の生活を体験できて嬉しかったです。
こんなに自然豊かでのどかな場所で養生できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

最後に、久保先生ははじめアトピーの治療や長い入院生活を快適に過ごすために様々なサポートをしてくださった全スタッフの皆様に厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

Sさん 60代 男性 2024年7月～9月 ２回目の入院

職場と生活環境の変化のためなのか、急激にアトピーが全身に広がってしまいました。
非ステロイド、自然療法をいろいろと模索する中、11年前ナチュラルクリニックに入院したことを思い出し連絡。幸いにも入院を受け入れてくださり、早急な対応にありがたく嬉しく思いました。

久保先生、ナースの皆様、栄養士様、美味しい料理を作ってくださっている皆様、クリニック内を清潔に保ってくださる清掃スタッフの皆様、事務スタッフの皆様、共に回復を目指す入院患者の皆様、ほぼほぼ親切で大変お世話になりました。このような世界もあるものだと改めて思い至りました。

患者さんにとってナチュラルクリニック21は心の癒しの場であると思います。
競争社会、格差社会の中、職場の風や気質から離れ、心身をリセットし生きる力を得ることのできる素晴らしいクリニックであると思います。きてよかった。嬉しい。感謝です。

※医療機関は、治療効果や症状の経過についての患者さんの感想はサイトに掲載出来ないため、これらの事項は本文から削除して公開しています。