治療の現場から

       

院内・入院病棟の様子(2022年7月)

2022.07.28スタッフブログ

こんにちは!ナチュラルクリニック21入院担当の中川です。

今回は7月に入ってからの院内の様子や、入院患者さん向けに行ったイベントなどをご紹介します。

病室の空き状況

7月、夏真っ盛り。紫外線や発汗によってアトピーの調子を崩しやすい時期ですが、食生活を含めた生活環境に気を付けて過ごしたいですね。

当院がある飛騨高山は、日中は真夏日となっても朝晩は涼しく過ごせることが多く、アトピー患者さんには比較的過ごしやすい気候で、「地元だと起きたときからムワッと蒸し暑さがくるけれど、ここは涼しいのでびっくりです。」とおっしゃる患者さんも。

夏イラスト

入院病棟は、7月後半~末に退院なさる患者さんが続いていますが、8月はお盆休みの影響から入院希望の患者さんの受診予約枠が少なくなりますので、入院を検討中の方はお早めに電話やこのサイトの問合せフォームからお問い合わせ下さい。

入院までの手順・入院お申込みはこちらのページから

 

カウンセラー玉田の心理セミナー

当院のカウンセラー玉田が、入院患者さん向けにときどき開催している「こころのセルフケア講座」。

今回は、サイモントン療法でも取り扱うことの多い死生観とメディテーション(瞑想)がテーマでした。

【私たちの死亡率は100%。いつしか訪れる旅立ちのときに向けて、今をどう生きるか。】

多くの人を看取った医療者や臨死体験の経験者の言葉を通じて死を学んだり、誘導瞑想で自分の中にある死というもののイメージをひろげました。

 

おにやんま君のクラフトワーク

私(中川)は入院中の患者さん向けのイベント企画も担当しているのですが、今回は虫よけグッズ おにやんま君 のレプリカ作りに挑戦しました。

これは本物のオニヤンマ(ワーク翌日に自宅玄関前で発見しました)

おにやんま君は、アブやブヨなどの虫が忌避するオニヤンマに似せたブローチ状の製品で、数年前からアウトドアシーンを中心に流行しています。

もともとは釣り関連のメーカーの製品なのですが、品薄で入手が難しいこともあって、ネット上には「手作りした」という記事がたくさんアップされています。

私も昨年こういった記事を参考に自作してみたのですが、それがとてもいい感じだったので、今回患者さん向けの行事として企画しました。

工程は以下の通り。

作業中は次の工程の下準備などで忙しく、記録写真を撮る余裕があまりありませんでした。

①割り箸を切って形を整え
②色を塗って
③羽根を作成(透明の下敷きを切って模様を描きました)
④足にもなるカラーワイヤーで、目(ビーズ)と羽根を固定


⑤余ったワイヤーを切って全体を整え


⑥ヒートンを取り付けて完成


全員集合で記念撮影

アトピー患者さんは皮膚が敏感なので、虫よけスプレーに抵抗があったり、使うとその刺激で皮膚炎が悪化してしまったりすることもあります。おにやんま君のような持つだけの虫よけは最適なのではないでしょうか。

光ミュージアム

7月某日

近隣にある博物館「光ミュージアム」に患者さんと出かけました。

普段から展示されている美術品、芸術品、化石や石器、土器などに加え、年間で開催している魯山人展、そして6月からはエジプト・ツタンカーメン展も開催されていて、いつにも増して見どころが多かった光ミュージアム。

特に、ツタンカーメン展は、本場エジプトで精巧に作られたツタンカーメン像やその関連品のレプリカがたくさん展示されていて、非常に見ごたえがありました。※この部屋は撮影も可能でした。

レプリカ展示は国内初公開とのことでしたが、クリニックから1kmの場所で見られるなんて非常にありがたいです。

ちなみに、参加した患者さんの中に美術品に詳しい方がいらっしゃるのですが、「ここの収蔵品、半端ないです。貴重なものが沢山で、目の前で簡単に見られるのが信じられない。」とおっしゃっていました。

米粉のうどん作り

月に一回程度開催している調理体験のイベント。今回は米粉でうどんを作りました。

米粉うどんはこれまでも何度か作ったことがあるのですが、回をかさねるたびに味や食感が向上しています。

前回から使っているレシピは、管理栄養士の木戸脇がyoutubeで見つけた動画で紹介されていたものなのですが、茹でている途中で切れてしまうことが少なく食感も◎。

麺がとっても白いのは、米粉うどんの特徴です。

小麦アレルギーの患者さんもたびたびいらっしゃいますが、米粉のうどんならこの点も安心ですね。

現在、8月の入院患者さん向け行事予定を立てているのですが、来月は昨年好評だったある料理に再挑戦しようと計画をしています。

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