治療の現場から
院内・入院病棟の様子(2022年9月)
2022.09.29スタッフブログ
こんにちは!ナチュラルクリニック21入院担当の中川です。
9月になって、高山は日中は真夏日になる日があるものの、朝晩は肌寒い日が増えました。
この記事を書いている9月末は非常に過ごしやすい気候といった感じですが、紫外線や発汗が落ち着くので、アトピー患者さんも比較的症状が安定しやすい季節なのではないでしょうか。
クリニック周辺の田んぼも黄金色に変わり、稲刈りが進んでいます。
病室の空き状況
さて、病室の状況ですが、9月もほとんどの病室が埋まった状態でした。
患者さんが多い時期は、必然的にみなさん仲間が作りやすくて賑やかなことが多くなり、院内での行事も盛り上がります。
例年、秋からは入院病棟に空室が出始めますので、今後の入院を検討中の方は、入院までそれほどお待たせすることなく、ご案内できることも増えるのではないかと考えています。
川畑のぶこ先生のオンラインセミナー
ときどき開催している、非常勤カウンセラー川畑先生のオンラインセミナー。
今回は、それぞれが持つコミュニケーションタイプの個性をテーマに、80分間のセミナーを行いました。
新型コロナの流行以来、川畑先生には東京からオンラインでセミナーをお願いしてきましたが、そろそろ来院でのセミナーも検討したいなと考えています。
検査結果の見方ガイド
アトピー患者さん向けの検査結果の見方ガイド(ポスター)を作成しました。
当院では、患者さんのアトピー症状とその治療経過を、皮膚の見た目での変化だけでなく、客観的な数字で確認できるよう様々な検査を実施していますが、このポスターにはアトピー治療と特に密接な関わりがある検査項目について、院長の解説を掲載しています。
診察のときの口頭での説明だけでなく、このような資料を通じても各検査の意味を理解していただくことで、患者さん自身が治療の経過を把握でき、より前向きに入院治療に取り組めるのではと思っています。
スモーク調理
先日、約1年ぶりに、スモーク調理の体験イベントをアトピーで入院治療中の患者さん向けに開催しました。
前回は、ダッチオーブンと入院患者さんのハンドメイドダンボールスモーカーを使用しましたが、今回は空の一斗缶があったので、直火で使える一斗缶スモーカーも作ってみました。
患者さんを誘って一緒に作ろうかとも思ったのですが、業務の空き時間を見計らっての作業だったので事前告知が出来ず、私(中川)ひとりで作ることに。
一斗缶に穴を開け、網棚になるボルトを貫通させてナットで固定。その上に網を置くというシンプルな構造なので、1時間弱で完成しました。
医療機関なのにこんな道具や材料が揃うのは、畑などもやっているNC21ならではかも知れません(笑)
スモーク調理の食材は、鶏のささみ、うずらの卵、塩ゆでして冷凍していた枝豆です。
ささみは適当に切ってハーブソルトを振り、水気をふき取ります。しっかり加熱する必要があるので、こちらはダッチオーブンを使用しました。
うずらの卵は、水煮ではなく生から茹でて皮をむいただけのものを使い、枝豆は解凍してさやから取り出し、水気をふき取っただけです。このふたつは火が通っているので一斗缶スモーカーを使いました。
これらの仕込みは患者さんと一緒に行い、外来の昼休み時間にクリニックの駐車場でスモーク!
出来上がりは、ささみと卵は文句なしの美味!
枝豆はものによって、水分が多かったのか酸味を感じるものがありましたが、ボチボチの評判でした。
一斗缶スモーカーは、ダンボールと違って繰り返し使えるので、今後もときどきスモークの会をやりたいと考えています。
10月の行事
10月の行事は現在検討中ですが、紅葉のシーズンがやってきますので、紅葉見物に行けたらと考えています☆